山本益司郎先生は、お母様が合気道開祖植芝盛平先生のマクロビオティックのお食事のレシピをご担当されていたことから、お母様が大先生から習われた合気道を体験して感銘を受け、また、その頃お母様の名代で大先生にお会いになった際の大先生の丁重な接遇に感激され、高校生の時から東京の本部道場に通い合気道を修業されました。
その後、大阪で起業され、上記マクロビオティックの関係から本部師範山口清吾先生とご縁を持たれて大阪で研修会道場を開設し、山口清吾先生を師と仰がれて30年以上にわたってご指導を受けてこられました。
山口清吾先生のご逝去後は、毎年研修会道場にて「山口清吾先生を偲ぶ会」を開催し、山口清吾先生の志と業を生涯追求されました。
山本先生は、稽古生には「師の志したことを志せ」とご指導され、ご自身では山口清吾先生の師である祖師大先生の研究を終生されておられました。
研修会道場の稽古生には、常日頃から大先生について勉強するようにとご指導され、稽古生も熱心に勉強しました。
山本先生は、研修会道場に所属する稽古生であるかどうかを問わず、何ら惜しみなく全てをご指導されていましたが、平成30年11月23日、ご逝去されました。