合気道研修会道場につて

皆、合気道を始めて数年から数十年と稽古を続けている者がほとんどですが、勝敗を求めない合気道特有の力による実践武道としての疑問、<柔軟剛を制す>という言葉が空しく聞こえる場面に壁を感じていました。

 

個人的、独断的な感想ですが、故山口師範に出会って、合気道の奥の深さに感動してしまいました。

 

師範の技はミラクルで、マジックでした。

 

師範に何度か受けを取らしていただいたのですが、いつも、いつも師範の手を握った瞬間、もしくは師範に手刀で斬りかかろうとした瞬間に、自分が師範に制せられ、師範の足もとに崩れるか、投げ飛ばされるという連続で、どうして?なぜ?と頭が真っ白になりました。

 

しかし、これこそ私が求めていた合気道であると、師範の技を研究していきたいと思っています。

 

私が現在師事している山本師範は、非常にわかりにくい山口師範の技の解法の手助けをしてくださっています。

 

2000年3月8日

 

(S-3段 記)